阪神プロ初登板ドラ2位左腕・高橋遥が7回2安打零封で降板 カープ打線圧倒

2安打無四球の好投、勝利投手の権利を持ったまま降板

 阪神のドラフト2ルーキー・高橋遥人投手が11日、甲子園で行われた広島戦でプロ初登板初先発を果たした。最速147キロの直球を武器に強打のカープ打線を7回2安打無失点、無四球の好投を見せ、勝利投手の権利を持ち降板した。

 新人左腕は圧巻の立ち上がりを見せた。初回先頭の田中を投ゴロ、菊池を146キロの直球で見逃し三振に。続く丸には遊撃内野安打を浴びたがメヒアを145キロの直球で空振り三振に打ち取り無失点。

 味方打線は初回に高橋遥を援護。1死一塁から糸井が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち先制に成功した。

 強気の投球を見せる左腕は続く2、3回を3者凡退に打ち取り、序盤は自慢の直球を中心とした配球でカープ打線をわずか1安打に封じる好投を見せた。

 4回も先頭の菊池を三ゴロ、続く丸にはオール直球勝負で二ゴロ、メヒアを一邪飛に抑え無失点が続く。勝利投手の権利がかかった5回は松山、堂林、阿部と3者凡退に打ち取った。

 好投を続けるルーキーに打線は5回に1死満塁から大山が押し出し四球を選ぶと、2死満塁から糸原が左前2点タイムリーを放ち3点を追加した。

 4点のリードをもらった高橋遥は6回。先頭の会沢に左前打を許したが、続く下水流を一ゴロ併殺に仕留め2死走者なし。最後は田中を遊ゴロに抑えた。7回も先頭の菊池を遊ゴロ、丸を空振り三振、メヒアを二ゴロと3者凡退に打ち取り降板となった。

 直近で阪神のルーキーが初登板初勝利を記録したのは2016年の青柳、甲子園デビューに限れば1995年の川尻哲郎が最後だ。

(Full-Count編集部)

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