大谷3度目登板、極寒で中止 球場にはつらら、指揮官「“一線越えていた”」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は18日Rソックス戦にスライド登板へ

 15日(日本時間16日)に予定されていたロイヤルズ-エンゼルスの一戦が天候不良のため中止となった。エンゼルスの大谷翔平はこの試合でメジャー3度目の先発登板に臨む予定だったが、17日(同18日)の本拠地レッドソックス戦にスライド登板する見通しとなった。中止を受け、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「(寒さは)間違いなく“一線を越えていた”」と語っている。球団公式サイトが伝えている。

 ここまで2戦2勝、18奪三振、防御率2.08と好成績を収めている「投手・大谷」は敵地ロイヤルズ戦で3度目の登板に挑む予定だったが、厳しい寒さにより中止に。球場にはつららも見られるほどだった。

 これを受け、球団公式サイトはチームの反応をレポート。ソーシア監督は「寒い天候の中でプレーをすることもあったが、時には一線を越えることもある。私が思うに今日は間違いなく一線を越えていた」と語ったという。また、ジャスティン・アップトン外野手も記事の中で「(昨日の試合に関して)試合開始当初はそこまで悪い感じではなかった。ただ風が吹き出してからは、バットやボールへの感覚がなくなっていったんだ。マウンドに上がって連続して投げるなんて想像できない。個人的にはいいことだとは思わないね」と、投手にとって中止は最良の決断だったとしている。

 一方、この日は一時両軍のスタメンが発表となっており、試合直前に中止が発表された。直前まで中止が決まらなかったことについて、ロイヤルズの球団公式ツイッターにはファンから抗議の声も寄せられた。

 大谷が登板する予定のレッドソックスは今季9連勝を記録するなど、好調を維持。ヤンキースの田中将大投手は前回登板で5回6失点と打ち込まれたが、味方打線の大量援護を受けて何とか白星を手にしていた。大谷は2012年のサイ・ヤング賞左腕デビッド・プライスとの投げ合いとなる予定。二刀流右腕が強力打線相手にどのような投球を見せるのか、注目だ。

(Full-Count編集部)

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