ソフトバンク打線が沈黙 6連勝ならず工藤監督「的が絞りにくかった」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

9回途中3失点の石川には「いいピッチング」

 19日、ソフトバンクは楽天の先発・藤平尚真の前に7回2安打に抑えられ、1-3で惜敗。連勝は5で止まった。ソフトバンクの先発・石川柊太は8回1/3を3失点に抑えたが、打線の援護に恵まれず、今季初黒星を喫した。

 先発の石川は2回にアマダー、4回に銀次にソロを浴びるも8回まで100球で2失点。工藤公康監督は「(逆転で)勝ち星をつけるためにも行かせた」と9回も続投させたが、手痛い3点目を奪われて、2番手・二保旭と交代した。その裏に柳田悠岐と内川聖一がチャンスを作り、デスパイネのサードゴロ間に1点を返したが反撃もそこまで。

 工藤監督は石川について「いいピッチングをしてくれたと思います。彼なりに収穫もあったと思う」としながらも「(9回も)球威が落ちてなかったので続投させました。でも結果的にはあの(9回表の)1点が痛かった」と最後の失点を悔やんだ。

 打線が抑え込まれた相手先発の藤平について「ちょっと的が絞りにくかったというところがある。まあ、こういう時もあるでしょう」とサバサバ。9回に相手の抑え・松井裕樹から1点を奪ったことに「ああやって1点取り返したのは良かったと思います。こういうのがまた明日のゲームにつながるようにしていきたい」と、次の日本ハム戦に向けて気持ちを切り替えていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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