5連敗中の中日、モヤが昇格「勝つために全精力を」 チームの起爆剤となるか

20日、1軍へ初登録された中日のスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】
20日、1軍へ初登録された中日のスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】

主砲ビシエドが米国市民権取得のために渡米し、離脱中

 中日のスティーブン・モヤ外野手が20日、初の1軍昇格を果たした。主砲のダヤン・ビシエド内野手が米国市民権取得のために渡米してチームを離脱。そのビシエドを欠いた19日の阪神戦はわずか3安打1得点に終わって好投した松坂大輔投手を見殺しにした。低調な打線の起爆剤として、モヤをこの日出場選手登録した。

 今季から中日に加入したモヤは、外国人枠の影響もあって開幕1軍から外れた。だが、ウエスタンリーグ18試合に出場して61打数23安打3本塁打13打点、打率.377と結果を残してアピールを続けていた。この日の試合前練習からチームに加わったモヤはフリー打撃などで汗を流すと「感覚はいいし、あとは神様の力を借りていい結果を出せればいい。チームが勝てるように出来ればいいと思っている」と話した。

 本来は外野手ながら、ビシエドがチームから離れたことで、一塁での起用となる可能性もある。ウエスタンリーグでも7試合に一塁手として出場しており、この日も一塁でノックを受けた。「一塁はこれまでやったことはないので、練習しないといけないけど、もし一塁で出るチャンスがあれば、全精力を傾けて頑張りたいと思っている」とモヤ。「チームが勝つために自分の出せるものを全て出したい」と語る助っ人砲が5連敗中のチームの起爆剤となるか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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