アスレチックスのマナイアがノーヒットノーラン達成 強力Rソックス打線相手に偉業

強打のレッドソックス相手に快投を披露したアスレチックスのショーン・マナイア【写真:Getty Images】
強打のレッドソックス相手に快投を披露したアスレチックスのショーン・マナイア【写真:Getty Images】

9回無安打無失点10Kの快投で今季メジャー初の偉業、Rソックスは3988試合ぶりの屈辱

 アスレチックスの左腕ショーン・マナイア投手が21日(日本時間22日)の本拠地レッドソックス戦で今季メジャー初のノーヒットノーランを達成した。昨年6月3日にマーリンズのエディソン・ボルケスが達成して以来の偉業。ア・リーグでは2015年にアストロズのマイク・フィアーズがドジャース相手に達成しているが、ア・リーグ相手のノーヒッターは2015年8月12日のマリナーズ岩隈久志(オリオールズ戦)以来となった。

 マナイアは初回に先頭ベッツに四球を与えるも、その後は5回途中に味方の失策が出るまで出塁を許さない快投を見せた。味方打線は5回までに相手先発セールから3点を奪取。マナイアは6~8回も3者凡退に仕留め、95球で最後のイニングへ。9回もヒットを許さずにノーヒットノーランを達成し、本拠地は熱狂に包まれた。

 9回無安打無失点10奪三振2四球の快投劇。メジャートップの123得点、打率.293、201安打を誇り、開幕から17勝2敗という衝撃的なスタートを切ったレッドソックス相手に偉業を成し遂げた。「MLBスタット・オブ・ザ・デイ」のツイッターによると、レッドソックスは3987試合連続でノーヒットノーランを免れており、これは現在のメジャー球団で2番目に長い記録だった。なお、これを上回っている球団はアスレチックスだという。

 108球を投げて、ストライクは75球と制球も良く、試合はわずか2時間16分で終了。相手先発がメジャー屈指の左腕セールという試合で快投した。アスレチックスでのノーヒットノーランは、2010年5月9日にダラス・ブレーデンが完全試合を達成して以来、8年ぶり12人目となった。

 マナイアは今季5試合登板で3勝2敗、防御率1.23と好調。2016年にメジャーデビューした26歳で、通算では59試合登板で22勝21敗の成績を残している。

【動画】ノーヒットノーラン達成で同僚からマウンド上で熱烈な祝福を受けるマナイア

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