最速163キロ連発の大谷翔平、地元LA紙も魅了「オオタニはさらに凄くなる」

メジャー自己最速の101マイル(約163キロ)を連発した大谷の今後に地元紙も大きな期待を寄せる【写真:Getty Images】
メジャー自己最速の101マイル(約163キロ)を連発した大谷の今後に地元紙も大きな期待を寄せる【写真:Getty Images】

3勝目逃すもメジャー自己最速163キロ連発した大谷

 メジャー4試合目の登板で3勝目を逃したエンゼルス大谷翔平。24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦で1点リードの6回途中に降板したが、直後に2番手のアルバレスが逆転2ランを被弾し、白星が消えた。その後、エンゼルスは再逆転に成功し、8-7と勝利。この日メジャー自己最速の101マイル(約163キロ)を連発した右腕の今後に地元紙が大きな期待を寄せている。

 右手中指のマメの降板から中6日でマウンドに上がった二刀流右腕。2回2死走者なしから二塁打と四球でピンチを招き、ゴンザレスのタイムリーで1失点。3点リードの5回には9番フィッシャーにバックスクリーンに2ランを被弾した。その後、1点リードの6回1死一塁で降板したが、直後にアルバレスが逆転2ランを被弾。大谷に4失点目が記録されるとともに、3勝目も消えた。

 この日は5回1/3でメジャー自己最多の98球を投じ、6安打4失点。7三振を奪う一方、5四球を与えた。この日は白星を逃したが、その投球に大きな期待を寄せたのが地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」だ。

 同紙は大谷が球場のスピードガンで100マイル(約161キロ)以上を6回計時したことを紹介しつつ、「今後シーズンが進んでいけば、オオタニは翌月にはもっと力感溢れる投球を披露し、さらにそこから凄くなる」とレポート。さらに「覚えておく必要があるのは、すでにオオタニは投打で周囲をざわつかせ、その恵まれた身体能力でも驚愕を呼んでいるが、まだ始まったばかりということだ」とし、「彼はもっと力強く、もっと向上する」と今後のさらなる進化を予想した。

 また、大谷は自己ワーストの5四球を与えたが、同紙は「オオタニは語らないが、エリック・クーパー主審の狭いストライクゾーンも投球に影響を与えたかもしれない」と、球審の際どい判定についても言及した。

 101マイルは今季ここまでの先発投手の最速で、大谷はそのポテンシャルを改めて示した形。この剛速球には現地でも大きな反響が寄せられており、アストロズのヒンチ監督も地元メディアの取材に「彼は素晴らしい才能を備えている」と賛辞を贈っていた。

 この日で防御率は4.43に悪化。しかし、底知れない能力を感じさせる右腕に現地の期待は大きく膨れ上がっている。

(Full-Count編集部)

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