松坂3回まで無失点、中日3点リード 筒香との“横浜高校対決”は左飛、四球

3回、横浜高校の後輩DeNA・筒香に四球を与えるもピンチを凌いだ中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
3回、横浜高校の後輩DeNA・筒香に四球を与えるもピンチを凌いだ中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

味方打線が初回から3点を先制、松坂は2回1死一、二塁のピンチも脱す

 中日の松坂大輔投手が30日、本拠地ナゴヤドームで行われたDeNA戦で今季3度目の先発マウンドに上がった。

 初回、先頭の神里にフルカウントの末に四球を与えた松坂だったが、大和への2球目で女房役の大野奨太が盗塁を阻止。続く大和を左飛に切って2死とすると、ここで横浜高校の後輩にあたる筒香嘉智外野手と対戦。初球、開幕後最速となる144キロの真っ直ぐで見逃しのストライクを奪うと、2球目の変化球で左飛に打ち取った。走者は出したものの、結果的には3人で斬って取り、初回を無失点で切り抜けた。

 その裏、味方打線がビシエドの右前適時打、福田の右中間への適時打などで3点を先制。幸先よくリードをもらった松坂は2回、1死から宮崎に中前安打、梶谷に四球を与えたが、ルーキー宮本を中飛に打ち取って2死とすると、投手の飯塚を空振り三振に仕留めて2回も無失点とした。

 3回は戸柱をバットをへし折る遊直、続く神里を高めの真っ直ぐで空振り三振に。続く大和はすっぽ抜けで死球を与え、筒香と、この日2度目の対戦。1ボール2ストライクと追い込みながら、力が入って四球。それでも、ロペスを左飛に打ち取って、自ら招いたピンチを凌ぎ、3回まで無失点を続けている。

 4月19日の阪神戦以来、中10日での先発となった松坂。勝利投手となれば、2006年9月19日のソフトバンク戦以来、4241日ぶりとなる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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