中日・松坂、5回に押し出しで1点を失う、中日のリードは2点に 筒香は左飛、四球、四球

日本球界4241日ぶりの勝利を目指す中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
日本球界4241日ぶりの勝利を目指す中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

4回無死一塁で梶谷、宮本、飯塚を三者連続空振り三振に

 中日の松坂大輔投手が30日、本拠地ナゴヤドームで行われたDeNA戦で今季3度目の先発マウンドに上がった。

 初回、先頭の神里に四球を与えた松坂だったが、大和への2球目で女房役の大野奨太が盗塁を阻止。大和を左飛に切って2死とすると、ここで横浜高校の後輩・筒香嘉智外野手と対戦。初球、開幕後最速となる144キロの真っ直ぐで見逃しのストライクを奪うと、2球目の変化球で左飛に打ち取った。走者は出したものの、結果的には3人で斬って取り、初回を無失点で切り抜けた。

 その裏、味方打線がビシエドの右前適時打、福田の右中間への適時打などで3点を先制。幸先よくリードをもらった松坂は2回も無失点。3回に大和へ死球、この日2度目の対戦となった筒香にも四球を与えて2死一、二塁とされたが、ロペスを左飛に打ち取って、自ら招いたピンチを凌いだ。4回には先頭の宮崎に右前安打を浴びたが、梶谷、宮本、飯塚と圧巻の三者連続空振り三振。4回まで無失点投球を続けている。

 5回、ついに松坂が点を奪われた。戸柱の内野安打、大和、筒香に連続四球を与えると、2死満塁で宮崎に押し出しの四球を与えた。それでも続く梶谷を一ゴロに抑え、なんとか最少失点で切り抜けた。この回3つ目のアウトを奪うと、本拠地は揺れるような大歓声に包まれた。

 4月19日の阪神戦以来、中10日での先発となった松坂。勝利投手となれば、2006年9月19日のソフトバンク戦以来、4241日ぶりとなる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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