広島が巨人に連勝で今季最多貯金9、鈴木は特大ソロ　巨人はわずか3安打

先発の岡田は8回まで3安打2失点に抑える好投で4勝目

　広島が2位巨人との直接対決に3-2で勝利した。3日、本拠地マツダスタジアムで行われた一戦。同点で迎えた8回に決勝点を奪い取って接戦を制した。雨天中止となった2日の試合を挟んで2連勝とし、貯金は今季最多の9となった。

　2点を先行された広島が逆転勝ちを収めた。2点を奪われた直後の2回に鈴木が左翼スタンド場外へ消える特大の3号ソロで反撃の狼煙をあげると、6回1死三塁で負傷離脱の丸に代わって3番に入るバティスタが中前適時打。試合を振り出しに戻した。

　そして8回。先頭の田中が二塁打で出塁すると、バントの構えをしていた菊池がヒッティングに切り替えるバスターで右前安打。この打球を右翼の亀井がファンブルしたのを見て、田中は一気に生還。ついに勝ち越しに成功した。

　広島先発の岡田は2回に2つの四球から小林に2点適時二塁打を許して2点を先制されたが、その後は巨人打線をねじ伏せた。8回まで投げ、許した安打はわずかに3本。2回の2点のみに封じ、7つの三振を奪って4勝目をあげた。

　巨人は2回に2点を先制したものの、その後は打線がつながらずに散発3安打に終わった。先発の吉川光は5回1失点と好投したが、2番手の澤村が同点、3番手のマシソンが勝ち越しを許し、逆転負けを喫した。

（Full-Count編集部）