大谷翔平、12日ぶり先発で最速160キロ 7回に2ラン被弾で降板も3勝目の権利

マリナーズ戦で先発のエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
マリナーズ戦で先発のエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地マリナーズ戦に中11日で登板、3勝目の権利を持って降板

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマリナーズ戦で今季5度目の先発登板。7回まで6三振を奪うなど好投も、7回に2ランを浴びて降板した。エンゼルスは4点をリード。大谷は6回0/3を6安打2失点6奪三振の好投でゲームを作り、3勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 中11日でのマウンドとなった大谷は初回、先頭ゴードンを1球でニゴロ。セグラはカウント2-2から7球目のスライダーで空振り三振に仕留めた。さらに、カノはカーブで右飛。カーブを有効に使い、低めに集めるなど制球も良く、11球で3者凡退に抑えた。

 2回には味方打線が相手先発の2010年サイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデスからコザート、ヤングのソロ弾で2点を先制。大谷を援護する。大谷は2回は先頭クルーズをスプリットで空振り三振。シーガーには98マイル(約158キロ)の直球をセンター前に運ばれ、初ヒットを許したが、ハニガーはスプリットで3球三振。ヒーリーにはストレートの四球を与えたものの、ズニーノはスプリットで遊ゴロに仕留め、無失点に抑えた。

 3回は、先頭ギャメルを空振り三振、ゴードンを右飛、セグラを二ゴロに打ち取り、この回も11球で3者凡退。いずれもスライダーで打ち取った。さらに、4回は先頭カノを右飛、クルーズはスライダーで一邪飛。続くシーガーへの4球目はこの日最速の99.5マイル(約160キロ)をマーク。しかし、ボールになると、続く99.3マイル(約160キロ)の直球は左前打とされる。それでも、ハニガーはスライダーで三振に仕留めた。

 5回は先頭ヒーリーを初球の直球で右飛、ズニーノはスライダーで空振り三振。ギャメルはフルカウントから高いゴロを打たれ、大谷がジャンプしたものの掴みきれずに内野安打。さらに、ゴードンには直球をセンター前に運ばれた。ギャメルは三塁に進んだものの、エンゼルスがチャレンジ。ギャメルが三塁にスライディングした際、体が浮いてベースから体が離れ、コザートもタッチしてたため、判定が覆ってアウトとなった。

 エンゼルスは6回にもトラウトの3ランなどで4点を奪取。ヘルナンデスはこの回途中で降板した。6点のリードをもらった大谷はその裏、セグラをカーブで中飛、カノを直球で中飛と4球で2アウトを奪う。クルーズにはカーブが抜けて5試合目でメジャー初死球も、2安打を許していたシーガーはスライダーでニゴロに打ち取った。

 7回は先頭ハニガーに直球をセンター前に運ばれ、この試合初めて先頭打者の出塁を許す。すると、ヒーリーにはフルカウントからスライダーをレフトスタンドに運ばれ、2ランを浴びた。さらに、ズニーノにはストレートの四球を与え、ここで降板となった。

 大谷は前回登板の4月24日(同25日)アストロズ戦は6回途中4失点。先発投手として今季メジャー最速となる101マイル(約163キロ)をマークしたが、勝敗はつかなかった。その後、野手として出場した試合で左足首を捻挫し、当初予定されていた1日(同2日)の本拠地オリオールズ戦での先発は回避。野手としては1日に復帰し、4試合連続「5番・DH」で出場していた。

(Full-Count編集部)

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