ソフトバンク千賀が首位・西武戦に挑む 「きっちり止められるように」

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

前回西武打線を止めた石川の投球は「参考にならない」とニヤリ

 8日の西武戦に先発するソフトバンク・千賀滉大は7日、大宮への移動を前にヤフオクドームで練習を行った。

 右肘付近の張りから一時離脱していた千賀は、復帰登板となった1日のロッテ戦で7回1失点の好投を見せた。復帰2戦目は大宮での西武戦だ。

 大宮では2年前の4月13日に登板しており、完封目前で1点を失いながらもプロ入り初完投を挙げた思い出の場所だ。千賀は今の西武打線が2年前とは比較にならないほど強力であることを思ってか「(大宮で)投げたことは覚えていますが、(マウンドの)感じとかは覚えてないですね」と軽くかわした。

 4月26日の西武戦では石川柊太が西武打線を圧倒するピッチングを見せたばかりだが、千賀は「それは参考にはならないですね」と少しいたずらっぽく笑いながらも「ボクも負けないようにしっかり投げたい」と、石川へのライバル心を力に変えるつもりだ。

 12球団で唯一黒星が2ケタに達していない(7敗)西武。2位の日本ハムに6ゲーム差、ソフトバンクに6.5ゲーム差をつけて独走態勢を固めつつある。そんな西武を相手に「まずはきっちり止められるように。いい流れを作るピッチングがしたいです」と闘志を燃やす。

 また、8日の試合は内川聖一の2000本安打という記録もかかる注目の一戦。「みんな思っていると思いますが、昨日(6日)の最後の打席は本当に残念でした。あんなことの後だから1打席目とかで決めてしまうんじゃないですかね」と千賀。そうなれば余計に勝ち試合にしたいところだが「ボクは自分ができることをしっかりやるだけですから」と、決して気負わずに投げるつもりだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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