西武山川&多和田が圧巻の数字 セイバー目線で選出する3、4月のパ月間MVP

セイバーメトリクスの指標で見ても圧倒的な山川の活躍

山川
OPS 1.312 出塁率.481 長打率.831 wOBA .540 RC27 14.82

近藤
OPS 1.077 出塁率.520 長打率.557 wOBA .462 RC27 11.65

柳田
OPS 1.075 出塁率.440 長打率.635 wOBA .454 RC27 11.53

 山川の月間OPSは、昨年7月から「1」超えをキープしているのです。その勢いはシーズンをまたいでも衰えず、とうとう「1.3」の領域にまで達しました。

 気の早い話ですが、シーズンOPSの最高記録は1974年の王貞治で1.293。この年の王は安打128(本塁打49)、四球158(うち敬遠45)と安打よりも四球での出塁が多いシーズンでした。王との勝負を避ければなんとかなるという相手チームの戦略もあったのでしょうが、今季の西武は「山賊の首領(どん)」こと山川を避けても森友哉や外崎修汰が待ち構えているわけで、むべに四球で歩かせるわけにもいかないでしょう。そういった意味では山川が四球禍にあう可能性は低いとみられます。

 山川がこのペースを維持することができれば、あらゆるシーズン記録の更新も夢ではないのですが、逆に考えれば、このペースをシーズンを通じて維持した王貞治の偉大さを改めて感じざるを得ません。

投手部門は西武の2人が一騎打ちも…多和田と菊池の違いは?

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