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真のスケールアップへ DeNAに必要な「本当の二遊間、センターライン」

シーズン開幕から1か月が経ち、セ・リーグは混戦が続いている。17年にリーグ制覇した広島が好調を維持する中、日本シリーズに進出した横浜は5月に入って苦しい戦いが続いている。

「ベイスターズの本当の二遊間、センターラインが出来上がってほしい」

「なかなかチームとしては波に乗れていない。こういうところで宮本なんかが起爆剤になってくれればね。これは外野の神里なんかにも言えるけど」

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 青山ヘッドの口から出てきたのは、実績のある3人ではなくルーキー宮本。開幕直後は俊足を生かした代走や守備固めでの出場が多かった。しかし風向きが変わったのは4月25日の広島戦、プロ初安打を代打本塁打で記録。「練習を見ていて非常に安定している。先発で使ってどうなるか見たい」というラミレス監督の期待にも応えた。「2番・二塁」でスタメン出場した翌26日には第1打席で本塁打。「塁に出て次の選手につなげようと思った」という通り、攻撃の方でチームの起爆剤にもなった。

 誰が二遊間のポジションをつかむのか。首脳陣にとっては頭の痛い“嬉しい悩み”でもある。しかし、シーズンは絶え間なく動いている。ただでさえ混戦が続くリーグにおいては、1つの負けが命取りにもなりかねない。青山ヘッドは今後どう考えているのだろうか。

「まだシーズンも始まったばかり。投手陣もまだ十二分には揃っていない。でも1つずつだけど勝っているし、いろいろな戦力も出始めている。もちろんのんきなことは言ってられないけど、戦っていく中で今後につながるベストな形、二遊間を見つけ出すしかない。そこから連携などもどんどん良くなっていって、ベイスターズの本当の二遊間、センターラインが出来上がってほしい。それまではチーム全体で戦っていくことだね」

 故障者なども多く、言ってみれば底に近い状態ながらしっかり戦っている。しかし元来は充実した戦力を誇るチームだ。サウスポーを中心にした安定感抜群のスターター。リーグを代表する絶対的クローザーを有するブルペン。日本の主砲を中心に置いた打線。現在はまだ成熟度とまで言えないかもしれないが、ここに鉄壁のセンターラインが加われば……。

 2020年、ハマスタが生まれ変わった時、果たしてDeNAはどこまでスケールアップしているのだろうか。まだまだDeNAには大きな伸びしろを感じる。

(山岡則夫 / Norio Yamaoka)

山岡則夫 プロフィール
 1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページ(http://www.ballparktime.com)にて取材日記を定期的に更新中。

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