首位走る西武、前回優勝時に酷似? 2008年の打線と比較すると…
5月はここまで負け越しも2位日ハムに3.5ゲーム差の首位
首位を走る埼玉西武は、4月終了時点で19勝5敗、勝率.792、2位・北海道日本ハムに5.5ゲーム差をつけた。5月は12日時点で4勝6敗と負け越しているが、依然、日本ハムに3.5ゲーム差をつけている。
西武は3月30日の日本ハムとの開幕戦で打線が15安打11点を奪うと、エース・菊池雄星が7回を4安打2失点に抑え、11-2で快勝。開幕戦を制し、ここから1991年以来27年ぶりとなる開幕8連勝を成し遂げた。
開幕から好調なチームを支えているのが強力な打線だ。1番・秋山翔吾がリーグ2位の打率.360、2番・源田壮亮も2番打者ながらリーグ5位タイの25打点、3番・浅村栄斗もリーグ2位の32打点、4番・山川穂高は打率.302、12本塁打、39打点。5番・森友哉もリーグ4位の打率.311を記録する。
下位打線も昨季レギュラーに定着した外崎修汰が、得点圏打率.414と勝負強さを発揮。現役最多、6度の本塁打王のタイトルを獲得している中村剛也(現在故障離脱中)、2014年に本塁打王に輝いたメヒアが8番を打つなど、12球団屈指の破壊力を誇る。
チームの数字を見ても、打率.283、206得点は両リーグでダントツ。打力に注目が集まりがちだが、走っても金子侑司が12盗塁、外崎修汰が8盗塁を記録するなど、リーグ2位の38盗塁をマークしている。
投手陣もエース・菊池が5勝0敗、多和田真三郎が6勝1敗と、2人で貯金10を生み出している。その他の先発投手は、3月にトレードで加入した榎田大樹、7年目の十亀剣、新外国人のカスティーヨで計7勝を挙げる。
牧田和久、シュリッターが抜けた救援陣は、セットアッパーとして期待された高橋朋己が故障で離脱したが、武隈祥太、平井克典が、その役割を担う。守護神・増田達至は防御率こそ3.60だが、リーグ3位タイの6セーブを記録している。