ホークス内川、猛打賞と3打点でお立ち台「3本目が打ててうれしかった」
2000本達成までに苦しんだ要因を自己分析
お立ち台でも「迷惑をかけてきた」という言葉を口にしたが、試合後の会見では「これから取り返すチャンスはあるし、取り返さないといけない。チームに貢献できるようにやっていくだけです」と繰り返した。
また、内川は2000本を達成するまでに苦しんだ要因を自分なりに分析し、今はその反省を生かそうとしている。
「2000本打つまでは、ボールを打ちにいく段階で飛んでいった先をイメージしていました。それだと打球も弱くなるし、力も伝わらなかったと思います。力強く振りたいと考えてしまうと、身体だけを振ってバットが出てこないので、今はバットを放り投げる、バットに仕事をさせる感覚で振りにいっています。(2000本到達までの過程で)そういうところの大事さも感じさせてもらったと思いますね」
埼玉で達成して地元に戻ってきたことで多くの人に祝福の言葉もかけてもらったというが「『おめでとう』と言っていただけるうれしさはありますが、結果が残っていないことへのジレンマはあります。あとは積み上げていくだけなので、やっと純粋なところでバッティングできるなというところですね」と内川。この日の猛打賞は、内川らしさを取り戻す大きなきっかけになりそうだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)