大谷の11奪三振&103球熱投を米メディア称賛「ここ20年間で最高の物語」

7回途中1失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
7回途中1失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

7回途中を3安打11奪三振1失点「素晴らしい努力」

 エンゼルス大谷翔平選手が13日(日本時間14日)、本拠地でのツインズ戦に先発し、6回1/3を3安打11奪三振2四球1失点(自責1)と快投した。自身4勝目にこそ届かなかったが、チームは劇的サヨナラ勝利。チームの勝機をつないだ二刀流スーパースターの輝ける躍動に、地元メディアからは「ここ20年間で最高の物語だ」「素晴らしい努力」と称賛の嵐が巻き起こっている。

 渡米後最多となる103球(69ストライク)を投げた大谷。7回1死の場面で9球目まで粘られたモリソンに四球を与えたところで、お役御免となった。降板を告げるためにマウンドに向かったソーシア監督の背中には観衆から大きなブーイングが突き刺さり、大谷には盛大なスタンディングオベーションが巻き起こった。

 11奪三振という圧巻のピッチングには、地元メディアからも称賛の声が上がっている。

「ショウヘイ・オオタニの最近2登板は12イニングで2失点。彼は1.044のOPS(長打率+出塁率)を記録している。ここ20年で最高の物語だ。まったくもって信じられない」

 ツイッターでこう称賛したのは、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のジャレッド・ダイヤモンド記者。7回途中からマウンドを引き継いだべドロジアン投手があっさり同点打を許し、大谷の勝利は消えたが、ツインズ打線を手玉に取る様子は、ここ20年間で最大のニュースだと賞賛している。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のブレント・マグワイアー記者も自身のツイッターで、「ショウヘイ・オオタニは103球で降板。素晴らしいパフォーマンス」と高評価。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジェフ・ミラー記者は降板を告げるソーシア監督に地元ファンがブーイングを浴びせたことについて、「母の日の観衆は(降板の)決断にブーイングした」とリポートした。

 またMLB公式サイトのマリア・グアルダード記者は「素晴らしい努力にも関わらず、ショウヘイ・オオタニは勝敗付かずになってしまった」とツイート。メジャー移籍後最多となる103球の力投にも関わらず、白星を手にできなかった大谷に対する同情の声も上がっていた。

【動画】大谷がツインズ戦で圧巻11K! 奪った三振の”キレキレ”ウイニングショット集

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