大谷、11Kの快投も7回途中降板に悔しさ「交代せざるを得ない状況作った」

7回途中1失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
7回途中1失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

奪三振ショーは女房役に感謝「気持ちよく投げられる環境」

 エンゼルスの大谷翔平選手が13日(日本時間14日)、本拠地でのツインズ戦に先発した。6回1/3を3安打11奪三振2四球1失点(自責1)の快投披露も4勝目には届かず。だが、試合は9回にサヨナラ勝ちで連敗を止め、「連敗後にしっかり勝てたのはすごい大きい」とチームの勝利を喜んだ。

 初回から持ち球すべてを駆使してツインズ打線を圧倒した。1点リードの6回に走者を三塁へ進めたが、ここまでピンチらしいピンチはなし。ここは無失点で切り抜けたが、7回1死からモリソンに四球を与えて、103球で降板した。

 今季2度目の2桁奪三振となる11Kの奪三振ショーを披露。思い切った投球ができた要因について、23歳右腕は「感覚よく、気持ちよく投げられる環境を作ってもらっている。毎回毎回低めのボールも丁寧にさばいてくれているので、ランナーが三塁にいても、思い切って低めを攻めれるっていうところが、三振が増える要因にはなっていると思います」と、女房役のマルドナド捕手に感謝した。

 7回1死から四球を出して降板する際には、地元ファンから監督にはブーイング、大谷にはスタンディングオベーションが送られた。7回のマウンドを最後まで任されなかったことについて、大谷は素直に「悔しい気持ちの方が強かった」と振り返る。だが、それは「同点になるべくしてなった回」だとし、自身が蒔いた種だとも話した。

「球数もあると思うんですけど、前回、前々回とあまりよくない状態であの回(7回)を迎えているので、やっぱり3回目もあるんじゃないかなっていうのも監督の頭の中にはあったと思います。交代せざるを得ない状態を作ったのは自分なので、やっぱりそこでもしっかり7回を投げられるように、練習もそうですし、いろいろ考えながらやりたいと思います」

 ステップアップのための反省は尽きないが、ソーシア監督は「非常に驚異的なスタートだった」と絶賛。自身も速球、スプリット、スライダー、カーブの4種を織り交ぜた配球に手応えを掴んだようで「基本的には4つの球種をしっかり投げられるっていうところは強い武器になるんじゃないかと思います」と話した。

 勝ち星こそ手に入らなかったが、圧巻の投球でファンの心を鷲づかみにした。

【動画】圧巻の7回途中11奪三振! ツインズ戦、大谷翔平の”キレキレ”投球ハイライト

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