日本ハム中田、魂のダイビングヘッドキャッチ　直後に打線繋がり先制

7回、一塁ファールゾーンへの小飛球に頭から突っ込みキャッチ

　日本ハムのキャプテン中田翔内野手が、美技を披露した。15日、東京ドームで行われた西武戦。7回の守備で、先発のマルティネスを救うファインプレーが飛び出した。

　両チーム無得点で迎えた7回。先発のマルティネスが2死から源田に内野安打を許すと、盗塁で二塁へ。浅村への申告敬遠で一、二塁となると、打席には獅子の主砲・山川を迎えた。

　1ボール2ストライクからの4球目、右腕が投じたこの日の120球目は内角高めへのシュート。山川を詰まらせた打球はフラフラと一塁ファールゾーンへの小飛球に。猛然と落下点へとダッシュした中田は、頭から突っ込んでダイビングキャッチ。地面スレスレのところでボールを掴み取った。

　キャプテンの闘志あふれるプレーが打線に火をつけたのか、直後の攻撃でレアードが6号ソロを放って先制に成功。清宮に22打席ぶりの安打となる二塁打も飛び出すと、鶴岡の左翼フェンス直撃の適時二塁打で追加点。中田の魂のダイビングヘッドがチームに勢いをもたらした。