大谷先発の21日レイズ戦 救援ロモがまさかの2戦連続先発投手 指揮官明言

2試合連続で先発に指名されたレイズのロモ【写真:Getty Images】
2試合連続で先発に指名されたレイズのロモ【写真:Getty Images】

メジャー11年目ベテラン右腕は20日に通算589登板目で初先発

 レイズが再び奇策に打って出る。20日(日本時間21日)に敵地で行われるエンゼルスとのシリーズ最終戦の先発に、2試合連続でベテラン救援セルジオ・ロモが指名された。19日(同20日)の試合後にケビン・キャッシュ監督が発表したと、球団公式サイトが伝えている。エンゼルス大谷翔平投手の今季7度目先発マウンドは、メジャー通算589登板84セーブのリリーバーとの投げ合いになる。

 驚きの展開だ。19日(同20日)にメジャー11年目にして初先発に臨んだロモは、1回を3者連続三振の完璧投球で試合のトーンを決め、先制点を奪った直後の2回から26歳左腕ライアン・ヤーブローにマウンドを託した。「エンゼルスの右打者を封じたかった」というキャッシュ監督の奇策がハマり、レイズは5-3で勝ち、6連勝を飾った。

 試合後の会見で、キャッシュ監督はロモを先発起用したことについて「本当にうまくハマってくれた。8回、9回に登板するのと同じように初球スライダーで投げ始めた」とニンマリ。さらに「あまりによくハマったので、またセルジオに先発させるよ」と、20日(同21日)もロモに先発させると明言した。

 監督によれば、ロモは先発投手の扱いを受けることに大喜びで、1回でマウンドを下りると試合中に一足早く球場を離れ、翌日の先発に備えたいう。

 ロモと言えば、ジャイアンツ時代には3度世界一を経験したベテラン救援投手。メジャー通算589度目のマウンドで初先発を務めることだけでも驚きだったが、キャッシュ監督は2試合連続先発という離れ業に臨む。

 大きな注目を集めること必至の“二刀流”大谷と“2試合連続先発”ロモの投げ合いは、どんな展開を迎えるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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