復活狙う40歳の中日・山井と35歳のホークス攝津 ベテラン2人が22日に今季初先発

攝津は右前腕部の張りで登録を抹消された千賀の代役に

 かつてソフトバンクの絶対的エースだった攝津も今季初先発だ。千賀滉大が右前腕部の張りで登録を抹消。出来た穴を埋めるべく、ファームで牙を研いてきた右腕に白羽の矢が立てられた。

 2009年の入団から中継ぎとして2年連続70試合に登板した攝津。先発に転向した2011年からは5年連続2桁勝利をマークし、長らくソフトバンクを支えてきた。だが、若手投手陣たちの成長など様々なチーム事情も絡んで出番を減らし、2016年、2017年と7試合の先発にとどまった。昨季はプロ入り後初めて1軍での白星なしに終わった。

 攝津も開幕をファームで迎え、ここまで2軍での登板を重ねて1軍へのチャンスを伺ってきた。直近の登板は5月12日のオリックス戦(東大阪)。この時は5回3安打3失点だったが、5日の広島戦(タマスタ筑後)は6回3安打無失点、4月28日の中日戦(ナゴヤ)では7回4安打1失点と好投が続けていた。

 故障者続出に苦しむソフトバンク。左肩違和感の和田が不在で、東浜やバンデンハークといった柱もイマイチな投球が続いている。そんな中での千賀の離脱。チーム状況からいえば、若手にチャンスを与えているほどの余裕はないところだろう。初先発の攝津にかかる期待は大きい。

 ともに今季初先発となる山井と攝津。ただの1試合ではない。2人にとっては、今季の、そして今後の選手生活を左右する重要な意味を持つ試合となるかもしれないだけに、2人の意地の投球に期待したいところだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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