元Gマイコラスのカーブは「もの凄い」 MLB公式が絶賛、相手を「完全に掌握」

メジャー初完封勝利を飾ったカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真::Getty Images】
メジャー初完封勝利を飾ったカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真::Getty Images】

メジャー初完封で無傷6連勝「失われた時間の埋め合わせをしている」

 21日(日本時間22日)の本拠地ロイヤルズ戦で9回4安打9奪三振1四球無失点と快投し、メジャー初完封勝利を飾ったカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。巨人での3年間で結果を残し、今季から世界最高峰の舞台に舞い戻った右腕は、開幕から無傷の6連勝と活躍を続けている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は、切れ味抜群の変化球に注目し、「もの凄いカーブ」と称えている。

 4回1死から9回2死まで15打者連続凡退に仕留めるなど、圧巻の投球を見せたマイコラス。マイク・マシーニー監督は「彼は(ストライク)ゾーンをどんどん攻め、本当にたくさんの武器を持っている。誰にでも備わっていることではない」と絶賛した。「たくさん武器」の中で、メジャーでも絶大な威力を発揮しているのが、落差の大きなカーブだ。「Cut4」では、6回1死でホルヘ・ソレアを空振り三振に仕留めた81マイル(約130キロ)の1球について、特筆している。

「マイルズ・マイコラスは、完封を成し遂げた試合でホルヘ・ソレアを相手にもの凄いカーブを解き放った」とのタイトルがつけられた記事。この日の投球について「対戦相手のロイヤルズを完全に掌握していた。その試合で彼は無失点に抑え、キャリア初の完投&完封勝利を飾った」と絶賛している。

 ソレアをカーブで空振り三振に仕留めた場面については「ホルヘ・ソレアに至っては、気づいたときにはマイコラスの見事なカーブボールにバットを泳がされていたのだ」と言及。ソレアが3三振を喫したことに触れながら「彼の同僚たち(の結果)も似たようなものだった。チーム全体で9つの三振を喫した一方で、たった4安打と1四球に抑え込まれたのだから」と圧巻の投球だったことを伝えている。

 来日前はメジャーで目立った成績を残せなかった右腕が、巨人での3年間で“成長”を遂げ、今季は名門カージナルスの先発ローテーションを牽引している。

「2018年、マイルズ・マイコラスは2度目のプレー期間となるメジャーの舞台で、失われた時間の埋め合わせをしている。彼は日本の読売ジャイアンツでプレーした3年間で支配的な投球をしていた。そして、カージナルスに加わってから果たした9度の登板で、防御率を2.24としている」

 カーブ、そして、その他の武器も駆使して、マイコラスがメジャーの猛者を圧倒している。

【動画】「もの凄い」カーブと豪速球で見事MLB初完封…マイコラスの9奪三振ハイライト!

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