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「あと25本」、史上2位の高齢で2000本安打に挑戦するロッテ福浦和也

ソフトバンクの内川聖一が5月9日、難産の末に史上51人目となる2000本安打を達成した。これで今季中に大台突破の可能性があるのは、ロッテの福浦和也だけになった。

ロッテ・福浦和也【写真:荒川祐史】
ロッテ・福浦和也【写真:荒川祐史】

史上最年長の達成者は42歳11か月の和田一浩

 ソフトバンクの内川聖一が5月9日、難産の末に史上51人目となる2000本安打を達成した。これで今季中に大台突破の可能性があるのは、ロッテの福浦和也だけになった。

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 福浦和也はイチローの2学年下。千葉県習志野市出身。地元・習志野高校から1993年ドラフト7位でロッテに入団した。この年に高卒でプロ入りした選手には、松井稼頭央、岡島秀樹、大家友和などがいる。ちなみにこの年のドラフトで7位まで選手を指名したのはロッテだけ。福浦は実質的にドラフト最下位でのプロ入りだった。

 当初は投手だったが、入団間もない2軍時代に内野手に転向。1軍デビューは入団4年目の1997年だった。2年目からレギュラーとなり、高打率をマークする。2001年には打率.346で首位打者となった。「千葉の安打製造機」の異名を執り、この年から6年連続で3割をマーク。2003、2004年には最多二塁打を記録し、バランスのいい中距離打者としてチームに貢献した。

 31歳になる2006年を終え、実働10年で1192試合に出場して1299安打、打率は.304。安打製造機らしく試合数を上回る安打を量産し、このペースでいけばあと6年程度で2000本安打をクリアすると思われた。福浦は打撃だけでなく、一塁守備でも柔らかなゴロ捌き、確実な捕球などでチームに貢献。一塁手としてゴールデングラブ賞に3度輝いている。

 しかし、それ以後は規定打席に到達したのは2009年の1度だけ。首、腰、脇腹など毎年のように故障をし、出場機会が減少する。2007年から現在まで、990試合で676安打、打率.255と急ブレーキがかかってしまう。

 今季は2000本安打に残り38本として開幕を迎えたが、最近5年のシーズン安打数は32本、26本、47本、20本、30本とやや足踏み。年齢も42歳となり、2000本安打挑戦は極めて厳しい状況となっていた。

 しかし、ロッテの井口資仁監督は、千葉で生まれ、千葉の高校を卒業して、千葉の球団に入った純然たるフランチャイズ選手である福浦について、チームリーダーとしての役割も評価して起用。現在は出場選手登録を外れているが、今季はここまで30試合で71打数13安打、打率.183。芳しい成績ではないながら、西武の多和田真三郎、オリックスの金子千尋、楽天の則本昂大ら、各球団のエース級から安打を放つなど勝負強さを見せている。

 1975年12月生まれの福浦は、現在42歳と6か月。今季中に2000本安打に達すれば、2015年6月11日に42歳11か月で2000本安打を記録した和田一浩(中日)に次ぐ、史上2番目の高齢記録になる。

 福浦は2010年以降、昨季まで8シーズン連続で規定打席に達していない。レギュラー選手を外れた後、これだけ長い期間プレーをして2000本に達した選手も、過去にはいない。

 脇役としても貢献度が高いことの証明でもあるが、福浦はいろいろな意味で「異例」の選手になろうとしている。あと25安打は決して簡単な数字ではない。ペナントレースが過熱する中、福浦は大目標に挑戦する。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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