大谷翔平が土壇場で同点2点打　ブ軍は白旗「いくつかある中のベストな打線」

大谷は2点を追う9回1死満塁で同点2点打、グランダーソンは「実に難しい状況だった」

　エンゼルスの大谷翔平投手は23日（日本時間24日）、敵地ブルージェイズ戦の9回1死満塁から同点に追いつく2点タイムリーを放ち、4打数1安打2打点1盗塁の活躍を見せた。勝利目前から一転、4-5で逆転負けを喫したブルージェイズの選手は、大谷の名も挙げつつ、エンゼルス攻撃陣について「球界でもいくつかある中のベストな打線」と脱帽した。ブルージェイズの球団公式サイトが伝えている。

　エンゼルスは2点を追う9回、1死から3連続四球で満塁の好機を作ると、打席に向かったのはここまで無安打の大谷。右腕クリッパードのチェンジアップに食らいつき、バットを折りながらも中前へ運ぶ。2点タイムリーで同点に追いついた。さらに続くシモンズが勝ち越し2点適時打を放ち、逆転に成功した。

　まさかの逆転負けを喫したのはブルージェイズ。球団公式サイトは「8番・左翼」でスタメン出場したカーティス・グランダーソン外野手が試合後に「相手打線を称賛するしかないね。ブルペンは球界でもいくつかある中のベストな打線と対戦していたんだ」と脱帽した様子を伝えている。

　さらにグランダーソンがトラウト、プホルスという球界を代表する打者と共に大谷の名を挙げ「彼らからのプレッシャーを（ブルペン陣は）受けていたんだ。あの場面で誰が出てこようと、実に難しい状況だったよ」と、二刀流ルーキーが加わった打線を称えたことをレポートしている。

　開幕からわずか2か月足らずで相手チームから脅威の存在として認知されるほどになった大谷。投打の二刀流でメジャーを圧巻する姿はこれからも続きそうだ。

（Full-Count編集部）