2回途中降板の前田健太は右臀部張り 3安打2失点、メジャー最短降板で4敗目

2回、マウンドに集まるドジャース・ロバーツ監督らと前田健太【写真:Getty Images】
2回、マウンドに集まるドジャース・ロバーツ監督らと前田健太【写真:Getty Images】

2回2死でロバーツ監督から交代告げられる、ドジャースは3連勝ならず

 ドジャースの前田健太投手が29日(日本時間30日)、本拠地でのフィリーズ戦に先発したが、メジャー移籍後最短となる2回途中で降板した。降板後、球団から「右臀部の張り」と降板理由が発表された。ドジャースは1-6で敗れ、3連勝はならず。前田に4敗目(4勝)がついた。

 2戦連続無失点と好投が続いていた前田が異変に襲われていた。初回、先頭のエルナンデスに二塁打を許すと、2死からサンタナに四球を与えて2死一、二塁のピンチを招いた。後続を打ち取ったが、初回に24球を要して不安定な立ち上がりだった。

 2回に、先頭のウイリアムスに、内角への真っ直ぐを右翼スタンドへのソロを被弾。3試合ぶりの失点となる先制点を献上した。1死としてから、アルファロに二塁打を許すと、ロバーツ監督がマウンドへ。ベンチが慌ただしくなった。

 右腕は、そのままマウンドに立ち続けたが、アリエッタを見逃し三振に取ったところで、再びロバーツ監督がベンチから出た。これを確認した右腕は制止したが、指揮官はトレーナーを伴ってマウンドへ。しばらくやり取りが続いた後、交代を告げられた。

 代わったアレクサンダーがその後2点を奪われたため、前田は2失点。1回2/3を投げて38球、3安打1本塁打1四球2失点でマウンドを降りていた。2試合連続無失点と好調だった前田の状態が気がかりだ。

 ドジャース打線は相手先発アリエッタに抑え込まれ、1-6で敗戦。前田に4敗目がついた。この日は38球を投げてストライクは26球。防御率は3.61となった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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