中日・松坂大輔、6回1安打無失点! 今季最多9三振奪い、3勝目の権利持って降板

中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

4四球と制球に苦しみ、6回で114球を費やす

■中日 – オリックス(30日・ナゴヤドーム)

 中日の松坂大輔投手が30日、本拠地ナゴヤドームで行われたオリックス戦に先発した。日本球界復帰後初の交流戦登板で、オリックス打線を6回まで1安打に封じ、球数が114球に達したために救援陣に後を託した。

 今季6度目の先発は制球に苦しみながらの投球となった。初回、先頭の西村に四球を与えると、犠打と三振で2死となってから、ロメロにも四球。2死一、三塁で、江戸川南リトル、同シニアのチームメートだった小谷野と対戦。鋭い当たりを飛ばされたが、一塁へのライナーに打ち取り、なんとか無失点で切り抜けた。

 その裏、中日は大島の右中間を破る三塁打、アルモンテの犠飛で先制に成功した。初回だけで26球を費やした松坂は、2回を3者凡退に。3回は2死から大城にこの日3つ目の四球を与えたが、吉田正を空振り三振。4回には1死から2度目の対戦となった小谷野に四球、安達にはこの日初安打となる中前安打を許したが、最後は山崎を外角のスライダーで空振り三振に仕留めた。

 5回終了時点で球数は101球に達したが、松坂は6回もマウンドに。先頭の吉田正を一ゴロ、続くロメロを左飛に打ち取り2アウト。最後は、3度目の対戦となった小谷野を外角低めの真っ直ぐで見逃し三振に斬って取った。6回裏にこの日3度目の打席が回ったところで、代打・松井佑介が送られた。松坂は6回1安打4四球無失点、今季最多の9個の三振を奪い、1点のリードを持ったままマウンドを降りた。

(Full-Count編集部)

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