「ケンケンも練習」!? 西武期待のユーティリティー、21歳が目指す打者像とは

西武期待の21歳内野手・山田遥楓【写真:篠崎有理枝】
西武期待の21歳内野手・山田遥楓【写真:篠崎有理枝】

周囲を明るくする存在、西武・山田が目指す打者像とは

 昨年7月下旬から8月上旬にかけて59年ぶりの13連勝を遂げるなどシーズン終盤にかけて好調を維持し、2013年以来4年ぶりとなるAクラス入りを果たした埼玉西武ライオンズ。今シーズンも開幕から8連勝を飾るなど勢いを見せ、10年ぶりの優勝に向けパ・リーグ首位をキープしている。

 そんな中、5月12日には2軍で好調だった金子一輝内野手がプロ初昇格を果たすなど、若手選手たちも奮闘している。そこで、1軍を目指す若獅子たちを定期的に紹介していく。1回目は佐賀県の佐賀工高から2014年のドラフト5位で入団した山田遥楓内野手。山田は昨年6月末にプロ入り初となる1軍昇格を果たし、昨年は2軍で106試合に出場、打率.245、6本塁打、37打点の記録を残した。そして今春のキャンプでは、自身初となるA班(1軍)でスタートを切った。

 そんな伸び盛りの21歳は内野をどこでも守るユーティリティー選手だが、プロに入るまでのポジションはずっとショートだった。「打者との角度がショートとサードはそんなに変わらないんですが、セカンドになると一気に角度が変わる。セカンドは難しいですね」と、苦笑いを浮かべる。

 それでも、今春のキャンプでは辻発彦監督と馬場敏史内野守備・走塁コーチの特守を毎朝受け「すごく上達した」とレベルアップを実感している。

「打球に対して一歩目で判断するように言われました。辻監督が実際にボールを受けて見せてくれたんですが、全然違いましたね。打球を早く判断することで、ボールにうまく合わせられるようになりました」

憧れの打者から受けたアドバイス、「ケンケンも練習していますよ」

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