大谷翔平、5勝目ならず 地元紙も“同情”「2度の中断とブルペンが台無しに」

タイガース戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
タイガース戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷降板後の6回にペドロジアンが大量失点「オオタニによる5イニングを台無し」

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)の敵地タイガース戦に先発。2度の雨天中断の影響で5回83球、3安打1失点5奪三振3四球で同点のまま降板した。不運な形で降板した直後にブルペンが炎上し、エンゼルスは1-6で敗戦。地元メディアは「オオタニの強力な先発試合を、2度の中断とブルペンが台無しに」と二刀流のスターに同情している。

 力投は報われなかった。6回、エンゼルスの攻撃中に敵地コメリカ・パークにまたしても大粒の雨が降り出し、4回に続いてこの日2度目の雨天中断となった。

 中断時間が40分と長引いた影響で、マイク・ソーシア監督は大谷の降板を決断。5回83球を投げてストライクは55球、防御率は3.18に。最後の打者キャンデラリオを投ゴロに仕留めた直球は、自身が持っていたメジャー先発投手の今季最速記録を更新。0.1マイル上回り101.1マイル(約162.7キロ)をマークした。

 4回にも23分の中断があるなど難しいコンディションの中、チームに勝利のチャンスを与える力投だったが、再開後に後を継いだブルペンが炎上。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」では、報われなかった大谷に同情した。

「ショウヘイ・オオタニの強力な先発試合は2度の降雨とエンゼルスリリーバーの2度の乱調で台無しになった」と速報。大谷からマウンドを引き継ぎ、瞬く間に失点を重ねた中継ぎのカム・べドロジアンを“戦犯”に名指した。べドロジアンはヒットと2四球で満塁のピンチを招くと、イグレシアスに適時打を浴び2失点。続いて登場したジョンソンも2安打を浴び、この回一挙5失点を喫した。

 記事では、勝敗の付かなかった大谷に再三同情していた。自身5勝目はならず、チームも敗戦。エンゼルスは中継ぎの乱調に苦しみ続けている。

(Full-Count編集部)

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