ロッテ、渡邊6回途中2失点もプロ初勝利ならず 「もうひと踏ん張り出来るように」

力投を見せるも敗戦投手となったロッテのドラ5ルーキー・渡邊啓太【写真:荒川祐史】
力投を見せるも敗戦投手となったロッテのドラ5ルーキー・渡邊啓太【写真:荒川祐史】

1点リードの6回に無死一、二塁と走者を残し降板

■ヤクルト 3-1 ロッテ(31日・神宮)

 ロッテのドラフト5位ルーキー・渡邊啓太投手が31日、今季3度目の先発で6回途中3安打2失点の好投を見せたがプロ初勝利はまたもお預けとなった。

 待望の初勝利を目指すルーキーは初回。2死から坂口に振り逃げ三振、バレンティンに四球を与え一、二塁のピンチを背負ったが雄平を一ゴロに仕留め無失点で切り抜けた。

 直球の最速は142キロながら、シュート、スライダーをコーナーに投げ分け、打たせる投球で5回までスコアボードに「0」を並べた。

 そして1点リードで迎えた6回。先頭の青木に左前打、坂口には遊撃内野安打を許し無死一、二塁となったところで井口監督は降板を告げた。2番手には田中靖がマウンドに上がったが1死満塁から西浦に同点犠飛、大引には左中間へ勝ち越しの2点タイムリーを浴びた。

 プロ初勝利を逃した右腕は「全体的にはボールを低めに集めることが出来て、打たせてとることが出来たと思う。6回ピンチを作ってマウンドを降りる形になってしまったのは悔しいし、課題。あそこでもうひと踏ん張り出来るようにしないといけない」と反省を口にした。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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