大谷のプレーは最高の「娯楽」!? 米メディアが“エンターテイメント性”に注目

野球が「娯楽」であるという理由…大谷を見ると「理解できる」!?

 開幕から投打で圧巻のパフォーマンスを続ける大谷。能力の高さを証明する1つ1つのプレーに地元ファンは驚き、熱狂している。また、敵味方かかわらず監督や選手も驚きを隠せずにいる。記事では、大谷が米スポーツ界で最も注目を集める1人であると認めているが、まだ敵地でファンを集められるほどの存在にはなっていないと指摘。もっとも、それは大谷のスター性が足りないわけではないという。世間が騒ぐのにふさわしい存在であり、そのプレーが必見だということを今後訪問する都市の人たちに理解させることこそが、MLBの課題だと主張。「近年のメジャーリーグにおける問題は、スターをつくりあげること」だというのだ。

 あくまで、大谷のプレーは必見だというのが、この記事の著者の見方。二刀流右腕のダイナミックなプレーには、敵地でファンを呼ぶにも十分な“エンターテイメント性”があるという。

「野球とは、かつてアメリカ人にとっての娯楽であった。そして、オオタニがマウンドに上がる姿を目にすることで、そうだった理由が理解できる。彼は水曜日の試合で人々を魅了し、古き良き熟練の技を、現代世界で披露してくれたのだ」

「彼の直球は101マイルに達し、先発投手の中で今シーズン最速を記録した。彼の縦に落ちるカーブは70.6マイル(約113.6キロ)まで球速が落ち込んだ。それだけでは不十分と言うのなら、彼のスライダーとスプリットは、打者を膝から崩れさせるものだった。特にスプリットはえげつない。今度は何が繰り出されるのか、誰にも分からないのだ」

 大谷のプレーはとにかく見ていて楽しい。そんな感情が米国でも広がっていることは間違いない。

 登板翌日の31日(同1日)タイガース戦は、疲労回復のために出場機会なしに終わった大谷。本拠地に戻る1日(同2日)のレンジャーズ戦からは、再び打者として出場することになる。メジャー最年長右腕コロンとの今季2度目の対決と話題性は十分。打者では今季初の3試合連続ヒットなしとなっているだけに、ファンを魅了する打撃に期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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