元同僚マーティンが大谷の進化を指摘「日本の時よりも我慢強くなっている」

第1打席に痛烈な二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
第1打席に痛烈な二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

試合前の打撃練習で談笑「メジャーで対戦できたらエキサイティング」

 エンゼルス大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」で先発し、4試合ぶりに快音を響かせた。この日は3打数1安打1四球と2度出塁。この様子を敵陣から見守った元日本ハムのクリス・マーティン投手は「日本の時よりも打席で我慢強くなっている」と進化を指摘した。

 プホルスの8号2ランで先制に成功した直後に迎えた第1打席。メジャー最年長45歳バートロ・コロンと対峙すると2ボールからの3球目をフルスイングし、右中間を破る痛烈な二塁打とした。4-0の3回無死一、二塁での第2打席では3ボール1ストライクから5球目でしっかり四球を選んで満塁機を作り、後続の適時打につなげた。

 試合前の打撃練習中には水原一平通訳を交えて大谷と談笑したマーティンは「シーズンが始まってからの違いはあまり分からないけれど、自分の知っている日本時代からはアプローチが変わっている」と指摘。「日本では早いカウントからより積極的に振っていた。でも、メジャーに来てから我慢強くなっていると思う」と話した。

 チームメイトとしてプレーした2年間で大谷の頭の良さを実感したという。だが、それ以上にメジャーではビデオやデータ解析や対策が進み、互いに攻略法の探り合いとなる。「メジャーで1年を通じて安定した成績を残すのは難しいこと。ここからも成長を続けるだろうが、常に右肩上がりというわけにはいかないだろう。彼の頭の良さがあれば大丈夫だと思うけど」とも話した。

 メジャーではまだ対戦していないが「そのチャンスがやってくるのが楽しみ」と笑顔を見せる。「もちろん、オオタニだけじゃなくて他の打者とも対戦しなければいけないし、彼のことだけを気に掛けているわけじゃない。だけど、メジャーの舞台で対戦できたらエキサイティングだろう」と、実現する日を心待ちにした。

(Full-Count編集部)

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