田澤純一を獲得のタイガースは「ブルペンに問題」 米メディア「グッドラック」

タイガースとマイナー契約に合意した田澤純一【写真:Getty Images】
タイガースとマイナー契約に合意した田澤純一【写真:Getty Images】

借金4ながら首位に3差の2位「タイガースはどうにかしようとしている」

 タイガースは4日(日本時間5日)、マーリンズから自由契約となっていた田澤純一投手とマイナー契約を結んだと発表した。このニュースを米メディアも続々と速報。タイガースは今季、28勝32敗の借金4ながらア・リーグ中地区2位につけており、「タイガースはどうにかしようとしている」と報じられている。

 田澤は渡米10年目の今季、在籍2年目を迎えたマーリンズで22試合に投げて1勝1敗、防御率9.00と苦戦。17日(同18日)に戦力外通告を受けると、23日(同24日)には自由契約となった。そして、決まった新天地はタイガース。今月1日(同2日)に故障者リスト(DL)から復帰したばかりの元3冠王、ミゲル・カブレラは打率.318と好調で、今季からロン・ガーデンハイヤー監督が指揮。首位インディアンスに3ゲーム差と、地区制覇を目指している。

 米メディア「NBCスポーツ」は「タイガースがジュンイチ・タザワとマイナー契約を結ぶ」と速報。その中で「デトロイト・タイガースは長らくブルペンの問題を抱えている。プレーオフ常連だった頃は現在を上回る重大さであった」と指摘。2011年から地区4連覇を飾ったときですら、救援陣は“弱点“だったという。

「しかし、それでもブルペンに落ちぶれてもらいたくはないから、可能であるなら何とかしようとするものだ。当時のタイガースは改善に向けて一向に取り組まなかったが、2018年のタイガースはどうにかしようとしている」

 田澤の獲得もその一環となったが、一方で記事では「これがタザワが輝いていた2013年か2014年の話だったら、更に重要な意味を持っていたかもしれない」と厳しい指摘も。もっとも、「マイアミが2017年シーズン前に彼と結んだ2年1200万ドル(約13億2000万円)の契約の残りの金額分の支払いを彼ら(マーリンズ)が背負っているため、これはノーコスト・ムーブとなっている」とも言及。ほぼ金額がかからずに獲得できたため、タイガースのリスクは小さい。

 記事では最後に「投球に関しては、そうだな、グッドラックとでも言っておこう」という一言で締めくくられている。デトロイトで復活を告げ、評価を再上昇させたいところだ。

(Full-Count編集部)

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