打撃投手イチローがデビュー 指揮官「1日200球投げて準備していた」

マリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】
マリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

対戦したズニーノも絶賛「いい球だった。ボールを動かしていた」

 マリナーズのイチロー会長付特別補佐が5日(日本時間6日)、敵地アストロズ戦の前に行われた早出フリー打撃で打撃投手デビューを果たした。地元紙「シアトル・タイムズ」が伝えている。

 先週、マリナーズのスコット・サービス監督は近日中にも“打撃投手”イチローのデビューを予定していると明かしていたが、ついにその日がやってきた。記事によると、イチローはこの日、捕手ズニーノ、外野手のギャメルとエレディアを相手にフリー打撃登板をしたという。サービス監督は「私がやるように命じたんだ」とジョークを飛ばすと同時に「10日ほど前にやってみないか、と声を掛けたんだ。以来、打撃ケージの中で1日200球くらい投げて準備していたようだ」と舞台裏を明かした。

 打撃投手イチローと対峙したズニーノは「いい球だった」と絶賛。「先週試合中に打撃ケージでたくさん投げ込んでいるのは見掛けたんだ。まるでマシンのようだ。いい球だった。ボールを動かすこともできるし、もう少し回を重ねたら、打者が投げてほしい場所が分かるようになると思う」と背番号51の万能ぶりに驚きの様子だったそうだ。

 今季は公式戦には出場しないが、新たな役割でチームの勝利に貢献する。

【動画】「1日200球投げて準備していた」!? マリナーズのイチロー会長付特別補佐が打撃投手デビュー!

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