ロイヤルズ監督が開幕後の大谷を絶賛「顕微鏡で細部まで見られている状態で…」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

7日の対戦前に警戒強める「失投がなければ厳しい戦いになる」

 6日(日本時間7日)に本拠地ロイヤルズ戦で今季9度目の先発マウンドに上がる大谷翔平投手。ロイヤルズ打者とは4月15日(同16日)に敵地で対戦する予定だったが悪天候で中止となり、7週間あまりを経て、ようやく対決が実現する。ロイヤルズのネド・ヨスト監督は「選手たちはどんな球が来るのかイメージはできている。ビデオやデータを通じて準備を進めている」と対策に余念がないことを明かす一方で、開幕以降の23歳二刀流のパフォーマンスを絶賛した。

 対戦に向けて着々と準備を続ける敵将は、対戦前日でも大谷に賛辞を惜しまなかった。開幕以降の大谷について質問されると「彼が成し遂げてきたことは素晴らしい。キャンプでの注目度の高さを見ただろう。3Aに行った方がいいだのなんだの言われていたが、スプリングトレーニングは参考にはならない。開幕以降の活躍は素晴らしい。顕微鏡で細部まで見られている状態でやらなければならなかったのに」と、前代未聞の注目の中で結果を残している二刀流を称えた。

 前回の対戦予定が悪天候で流れたことで、ロイヤルズは大谷が先発マウンドに上がった8試合分の資料を得たことになる。ヨスト監督は「(4月より)今の方が参考になる資料が多い。シーズンが進むにつれてより理解が進む」と話したが、その一方で「彼が狙い通りの投球をすればタフな相手に変わりはない」と警戒。「彼が失投して、我々の打てる球が来ることを願うばかりだ。もし失投がなければ、厳しい戦いになるだろう」と話した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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