元Gマイコラス7勝目 指揮官絶賛「実に素晴らしい」、敵将も脱帽「鋭い切れ味」

7勝目を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
7勝目を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

7回1失点のマイコラスも好感触「活躍できると確信」

 7日(日本時間8日)の本拠地マーリンズ戦で7回3安打1失点(自責0)と好投し、7勝目(1敗)を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。2連敗中だったチームは右腕の好投もあり、4-1で勝利した。勝利に貢献した投球には両軍の監督からも賛辞が寄せられている。

 マイコラスは初回2死から連打で一、二塁のピンチを迎えたが、リドルを空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けると、ここから圧巻の14者連続斬り。6回1死から味方のエラーで出塁を許し、そこから1失点を喫したものの、7回99球、3安打5奪三振1四球1失点の好投を見せ、マウンドを降りた。チームは初回にJ・マルティネスの2ランで先制すると、右腕の好投もあって終始リードを守って勝利した。

 カージナルスの地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」電子版によると、マイク・マシーニー監督は右腕の投球を絶賛。「マイルズは実に素晴らしかった。彼の状態が問題なければ試合終盤でもマウンドに立てる。そう思えることが我々にとって大きな意味を持っている」と称えたという。またマーリンズの地元紙「サン・センチネル」電子版もマイコラスの好投を速報。右腕は記事の中で「このレベルで活躍できると確信している」と手応えを口にしている。

 一方、マーリンズのドン・マッティングリー監督も地元メディアの取材に「彼は非常に素晴らしかった。ボールを両サイドへ投げ分けていた。カットボールかスライダーかはっきりわからないが、鋭い切れ味だったね」と脱帽している。

 前回登板で開幕からの連勝が6で止まったものの、12登板で7勝1敗、防御率2.27と好成績を残しているマイコラス。勝利数はリーグ2位タイ、防御率は同3位につけており、ここまで79回1/3を投げて四球が9個のみと制球力も際立っている。NPBからメジャーに“逆輸入”となった右腕にはオールスター出場の話題も上がり始めており、今後の活躍が注目される。

(Full-Count編集部)

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