右肘靱帯損傷の大谷、女房役も異変気付かず「イニング間に肘の話はなかった」

故障者リスト入りが発表されたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
故障者リスト入りが発表されたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

正捕手マルドナードがエール「万全な回復を祈っている」

 エンゼルス大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、右肘内側側副靱帯に2度の損傷を負い、10日間の故障者リスト(DL)に入った。前回登板した6日(同7日)本拠地ロイヤルズ戦の試合後に右肘の張りを訴え、遠征地に向かうチームには同行せず。ロサンゼルスで診察を受けた結果、靱帯損傷が見つかった。

 ロイヤルズ戦は4回63球の早期降板となったが、その理由は右中指にできたマメだった。バッテリーを組んでいたマーティン・マルドナード捕手は「あの日は球速は出ていた。速球の制球は前も乱れることはあったし、マメの影響だと思っていたから、肘に問題があるとはまったく思っていなかった」と驚いた様子。試合中はイニング間に2人で話し合いをする光景がお馴染みだが、「イニング間もいつも通り話をしていたけど、その時は肘の話はしていなかった。最初の2イニングはマメの話もしていなかったくらい」と心配そうな表情を浮かべた。

 今季エンゼルスは投手陣に怪我人が続出。先発ローテでは、シューメーカー、ラミレスに続く離脱者となった大谷。マルドナドは「少しタフだけど、我々は前を向いてやるだけ。このチームは1人だけには頼っていない。日替わりで誰かが活躍する」と、二刀流スターをはじめ戦力の穴をチーム全員で埋めると宣言。「我々はファミリーであり、チームなんだ。誰にとっても辛いことだが、万全な回復を祈っているよ」とエールを送った。

(Full-Count編集部)

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