田中将大に加えて守護神チャップマンも異常!? 16セーブ目も左膝腱炎が悪化か

9回、マウンドでトレーナーと話すヤンキース・チャップマン【写真:Getty Images】
9回、マウンドでトレーナーと話すヤンキース・チャップマン【写真:Getty Images】

痛みに顔を歪める場面も…本人は「投球の妨げにはならないと思う」

 ヤンキースは8日(日本時間9日)の敵地シティ・フィールドでの「サブウェイシリーズ」メッツ戦に4-1で勝利した。終盤にブレット・ガードナー外野手の2ランなどで突き放して快勝。地区首位と好調を維持するが、この試合で5回1安打1失点と快投していた先発の田中将大投手が、6回の攻撃時に走塁で両足に張りを感じて降板。さらに、9回に登場した剛腕守護神アロルディス・チャップマン投手も左膝の痛みを訴えたという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。

 3点リードの最終回にマウンドに上がったチャップマンは先頭ニモに死球、カブレラには三塁内野安打を許した。続くコンフォルトは中飛。しかし、ここで三塁のベースカバーに入った際に異変が起きた。ヤンキースのダグアウトからはトレーナーらがマウンドに向かい、状態を確認した。

 記事では「9回裏、アロルディス・チャップマンがマイケル・コンフォルトのセンターフライで三塁カバーに入った際、顔をゆがめながらマウンドからゆっくりと走っていった。トレーナーのスティーブ・ダナヒューはチャップマンをチェックしに行った。チャップマンは続投しセーブを記録したが、約3週間左膝に腱炎があったという」と言及。実は、以前から左膝に故障を抱えていたという。

 チャップマンはフレイジャーを三ゴロ、ブルースを右飛に仕留めて、今季16セーブ目をマーク。最速は100マイル(約161キロ)をマークしたものの、直球の大半が98マイル(約158キロ)近辺で、ニモに四球を与えたイニング初球のボールは96マイル(約154キロ)にとどまっていた。

 記事によると、チャップマンは7日(同8日)に「以前以上」の痛みを感じていたという。本人は同紙の取材に対して「仕事の妨げにはならなかった……これを抱えて投げていた。投球の妨げにはならないと思う」と話している。好調を維持するヤンキースだが、田中とチャップマンが一気に離脱となれば影響は大きいだけに、2人の状態に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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