大谷翔平の肘靭帯損傷に殿堂入り敵将も落胆「長引かないことを願っている」

故障者リスト入りが発表されたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
故障者リスト入りが発表されたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ツインズは4月にも大谷と対戦「彼の投打における優れた能力を見ることができた」

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、グレード2の右肘内側側副靱帯損傷で10日間の故障者リスト(DL)に入った。開幕から圧巻の活躍で旋風を巻き起こしてきた二刀流右腕の離脱に米国では衝撃が広がっており、現在エンゼルスが対戦中のツインズ指揮官で、現役時代には史上9位の通算3319安打を記録したポール・モリター監督も「長引かないことを祈っている」と話した。地元メディア「1500ESPN TWIN CITIES」電子版が伝えている。

 ツインズは今季、5月10~13日(同11~14日)にアナハイムでエンゼルスと対戦。この時、大谷は第1戦に「5番・DH」で出場して4打数2安打2打点、第2戦は「4番・DH」で4打数1安打の成績をマークすると、第4戦では投手として先発登板。6回1/3を3安打1失点11奪三振と快投し、勝利に貢献した。試合後には、ツインズのローガン・モリソン内野手が「おそらく世界最高の選手」と話したことも大きな話題となった。

 二刀流を今度は本拠地で迎え撃つはずだったツインズだが、大谷がミネアポリスに来ることはなかった。メジャー史に名を刻む好打者で、米国野球殿堂入りも果たしているモリター監督は「前回アナハイムで試合をした時、私はオオタニの打撃練習を見ることができなかったが、選手たちはオオタニが見せたパワーに圧倒されていたよ。アナハイムでは、彼の投打における優れた能力を見ることができた」と回顧し、大谷の能力を改めて称えたという。

 その上で、同監督は記事の中で「彼の幸運を祈っている。彼のような選手や話題は球界にとって本当に良いことなんだ。彼の離脱が長引かないことを願っている」とエール。大谷の活躍は今季のメジャーの話題の中心となっていただけに、負傷離脱に残念さをにじませ、早期復帰を願っていた。

(Full-Count編集部)

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