大谷の離脱は「マーケティング」にも大打撃 米メディア「代わりがきかない」

復帰への道は…「このようなユニークな選手には、選択肢が多くある」

 さらに、先発陣については、大谷のために6人制ローテを敷いているエンゼルスが5人制に戻す可能性があるものの、エプラーGMが躊躇していると記事では指摘。エンゼル投手陣には怪我人が続出しており、ダメージが大きいことは確か。エプラーGMが「日々対処する」と話したことにも触れている。

 打線はどうか。大谷の離脱で、今季は主に一塁を守っていたプホルスのDHでの出場が増えることが確実。記事ではそのことにも言及した上で、エンゼルスが昨年獲得したキューバ出身の一塁手フェルナンデスを8日(同9日)に昇格させたことにも言及している。これまで主に控えだったバルブエナ、マルテの活躍も必要となってくる。

 もっとも、こちらについては、大谷が二刀流であることが負傷後にプラスに働く可能性もある。エプラーGMはすでに否定的な考えを示しているが、投手として登板できなくても打者として復帰し、残りの試合で出場することは可能だという見方を多くの米メディアが示している。

「ジ・アスレチック」でも「オオタニが手術を受ける場合、理論上は来季の終わりにまた投げることができる。もう1つの可能性は、より低い可能性であるが、エンゼルスが今季の残りでオオタニを打者としてのみ使うことである。このようなユニークな選手には、選択肢が多くある」と指摘。最後は手術とならないことを願う一文で締めくくられている。

 マイク・ソーシア監督は「重要な選手を2名失うようなこと」とショックを隠せなかった。また、米全国紙「USAトゥデー」電子版の名物コラムニスト、ボブ・ナイチンゲール記者も大谷の負傷を伝える記事で「エンゼルスだけの痛手じゃない。球界全体の痛手だ」と綴るなど、衝撃はメジャー全体に広がっている。

(Full-Count編集部)

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