巨人岡本は主砲の働き 中日藤嶋、オリ山本らも…急成長した各球団の新戦力

オリ山本、DeNA京山、中日藤嶋は高卒2年目でチームの力に

 3年連続リーグ優勝を狙う広島で言えば、アドゥワ誠投手と野間峻祥外野手か。松山聖陵高から2016年のドラフト5位で入団したアドゥワは中継ぎで1軍に定着。ここまで23試合に投げて1勝3ホールドをマーク。野間は4年目。1年目に127試合に出ており1軍実績はある選手だが、今季は急成長。まだ規定打席に到達していないが、左翼でスタメン出場を続け、ここまで52試合で打率.354をマークしている。

 DeNAと中日ではいずれも2年目の京山将弥投手、藤嶋健人投手がファンの期待を膨らませる存在ではないか。京山は故障者続出によって開幕ローテ入りすると、初登板初先発初勝利から3連勝。その後は失点が続き防御率5.97まで悪化したが、ここまで4勝をあげている。ベテラン陣の活躍が目立つ中日では藤嶋が光だ。シーズン途中に1軍入りすると、主にビハインド時のロングリリーフなどで、ここまで10試合に登板。好投を続けており、防御率1.61の好成績を残している。

 ソフトバンクでは2013年のドラフト1位、5年目の加治屋蓮がついに花開かせた。サファテ、岩崎を故障で欠くリリーフ陣でセットアッパーの位置を掴み、29試合に投げて1勝0敗9ホールド、防御率1.80とチームの苦境を支える存在となっている。リリーフで言えば、オリックスの山本由伸投手、澤田圭佑投手もチームにとって重要なリリーフに。山本は22試合で3勝0敗12ホールド、防御率1.23。澤田は現在登録抹消となっているが、19試合で2勝0敗1ホールド、防御率1.80と結果を残していた。

 日本ハムでは玉井大翔投手、石川直也投手の2人が中継ぎ陣で奮闘。開幕直後はクローザー、途中からセットアッパーに移った石川直は24試合で12ホールド5セーブ。玉井は先日、登録抹消となったが、ここまで20試合に投げて1勝1敗2ホールドを記録している。楽天では田中和基外野手のここ最近の活躍が際立つ。まだ21試合、72打席しか立っていないものの、4本塁打。今後の活躍が期待されている外野手だ。

 ここでピックアップしたのは一部の選手で、このほかにも若手で奮闘する選手たちはいる。3分の1を消化したプロ野球。新戦力の働きが今後のペナントの行方を左右するかもしれない。

(Full-Count編集部)

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