カブス名将が奇策で危機脱出、投手2人がマウンドと左翼を行ったり来たり…

レフトの守備につくカブスの中継ぎ左腕・ダンシング【写真:Getty Images】
レフトの守備につくカブスの中継ぎ左腕・ダンシング【写真:Getty Images】

8回に2人の投手にレフトを守らせる、最後は捕手まで…「ナイスキャッチだった」

 カブスの名将ジョー・マドン監督が13日(日本時間14日)の本拠地ブルワーズ戦で奇策を見せた。

 0-1と1点ビハインドで迎えた8回、まずは3番手のサイド右腕シシェックをマウンドに送った。しかし、先頭アルシアに遊撃内野安打を許す。ブルワーズはここで代打に左打者テームズを打席に送る。すると、マドン監督は左腕ダンシングにスイッチ。左翼シュワーバーを下げ、投手のシシェックをレフトの守備につかせた。

 ダンシングがテームズを空振り三振に仕留めると、続く右打者ケインを迎えて、マドン監督は再びシシェックにスイッチ。左翼には今度はダンシングがマウンドから向かった。ケインはニゴロで2死二塁に。そして、続くイエリッチに対して、マドン監督はダンシングへとスイッチ。シシェックは今度はベンチに下がり、レフトにはスタメンから外れていた正捕手コントレラスが入った。

 イエリッチはダンシングの初球を打つと、打球はレフトへ。代わったばかりのコントレラスがフライをつかみ、無事に無失点で切り抜けた。コントレラスは過去に31試合、レフトを守った経験がある。

レフトを守ったダンシングは「ライトに打つことをあの場面では祈るばかりだった」

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