ベルトレ、イチローに敬意 通算安打で米国出身以外&現役トップ浮上「光栄」

マリナーズ時代のベルトレ(左)とイチロー【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のベルトレ(左)とイチロー【写真:Getty Images】

3092安打として歴代単独21位浮上「間違いなく自分の方が長くプレーしているけど…」

 レンジャーズのエイドリアン・ベルトレ内野手が13日(日本時間14日)の敵地ドジャース戦で4打数3安打1四球1得点と活躍。試合には2-3で敗れたものの、メジャー通算安打数を「3092」まで伸ばし、並んでいたマリナーズのイチロー外野手(3089安打)を抜いて歴代単独21位に浮上した。

 ベルトレは2回の第1打席は三ゴロも、4回1死で右中間二塁打。3090安打として、イチローを超えた。これで米国出身以外の選手、現役選手でも単独トップに。さらに、8回、延長10回にはいずれも右前打。5回の四球も含めて4出塁の活躍で、守備でも美技を見せた。チームは敗れたが、存在感は抜群だった。

 地元紙「スターテレグラム」によると、ベルトレはイチローに並んだ12日(同13日)の時点で、マリナーズ時代のチームメートについて言及していたという。

「そういうこと(安打数で並んだこと)は把握していないけれど、長い間プレーをして毎年多くのヒットを打っていた選手に追いつけるのはとても光栄だ。彼とは5年間プレーした。彼は毎年200安打以上打っていた。間違いなく自分の方が長くプレーしているけれど、こうしたことを達成できて良かった」

 イチローはマリナーズの会長付き特別補佐に就任し、今季はもう試合に出場しないことが決定。ただ、来季以降に復帰する可能性は残されており、本人も意欲を見せている。

 ベルトレは記事の中で「シングルヒットを打つことに関して、彼はトップレベルだ。彼はフィールドで何でもできた。彼の方がメジャーリーグに来たのが遅いけれど、素晴らしい打者だったよ」と称賛。ただ、「打者だった」と過去形で表現したことを聞かれると、「もしかしたら、彼は来年またプレーするかもね。誰にも分からないよ」と話したという。

 いずれにしても、今季は故障離脱もありながら打率.324と好調を維持するベルトレに衰えは見えないだけに、まだまだ安打数を伸ばしていきそうだ。

(Full-Count編集部)

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