ロッテ、3年目左腕・成田が今季初登板1回無失点 「甘かった球もあった」

ロッテ・成田【写真:荒川祐史】
ロッテ・成田【写真:荒川祐史】

井口監督は「若い選手のチャンスを増やしていきたい」と評価

■巨人 5-0 ロッテ(15日・ZOZOマリン)

 ロッテの成田翔投手が今季初登板できっちり仕事をした。チームは15日の巨人戦で0-5で完封負けを喫したが、2番手で登板した3年目左腕は1回無安打無失点の好投を見せた。

 出番は8回にやってきた。先頭の代打・和田を一ゴロ、亀井を中飛、長野を右飛に仕留め3者凡退に仕留めた。130キロ台後半の速球とチェンジアップ、スライダーを駆使し任された1イニングを無失点。上々の今季初登板となった。

 4回には無死一、三塁の好機を作りながらあと1本が出ず完封負けを喫した井口監督は「何とかしようという思いが強すぎる。気持ちに余裕をもってほしい」と嘆いたが、「そういう中で、成田が1イニング抑えて、大河(平沢)も1本打った。若い選手のチャンスを増やしていきたい」と若い力の台頭を期待した。

 2軍では主に先発を任されてきた成田だが、2週間前からリリーフの調整に入った。首脳陣は松永に次ぐ貴重な左腕のセットアッパーとして育つことを期待している。成田は「チームに貢献できることが一番。チャンスをもらったんだから、任されたところでしっかりやりたい。自分の中では(差し込めた)フライアウト2個とれたことがよかった。甘かった球もあったので、次回チャンスをもらえたら、高さ、コースを修正したい」と課題をあげた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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