元広島ヘーゲンズが米紙に語った“カープファン愛”「彼らはどんな状況でも…」
ヘーゲンズが日本でのプレーで得たもの「体の使い方がより効率的になった」
「アメリカでは尊敬することを教えられるが、多くの人は実践していない。日本では、尊敬を大事にしている。誰と話しても、自分より年上の人ならば、敬意を払うんだ。それはアメリカでは失われてしまった文化であり、日本でとても良いと思ったことなんだ」
ヘーゲンズは、日本では英語を話す人が多かったため、言葉でそれほど苦労したことはなかったとも言及。一方で、レストランのメニューで日本語を学ぶことができたとも振り返ったという。
2016年は50試合登板(6先発)で7勝5敗、防御率2.92の好成績を残し、25年ぶりのリーグ制覇に貢献したヘーゲンズ。しかし、2017年は11試合の登板にとどまり、防御率6.60と苦戦してシーズン後に自由契約となった。それでも、日本ではより効率的に投げることを学び、それを今季の投球に生かしているという。
「以前はワインドアップとモーションが少し安定していなかった。全力で投げる投手だった。以前アメリカでプレーしていた時は、88~92マイル(約142~148キロ)の球を投げていた。今もそうだが、体の使い方がより効率的になり、制御して、投球もよりコントロールできている」
今季の防御率は決して良くないものの、自身の投球には確かな手応えを感じている様子。結果につながっていけば、4年ぶりのメジャー復帰も見えてくる。日本での経験を生かし、大きなステップを踏みたいところだ。
(Full-Count編集部)