前田健太、19日カブス戦へノーブルペン調整「今のベストを探しながら」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

先発としては2016年プレーオフ以来2年ぶりのカブス戦

 ドジャース前田健太投手が18日(日本時間19日)、敵地カブス戦で故障者リスト(DL)から復帰後2戦目の先発に臨む。16日(同17日)本拠地ジャイアンツ戦の前に取材に応じた右腕は、今回はブルペンでの投球練習を挟まずに先発日を迎える予定であることを明かした。

 5月29日(同30日)の本拠地フィリーズ戦で右股関節の張りを訴えてDL入り。復帰初戦となった13日(同14日)本拠地レンジャーズ戦は、5回を5安打2失点で勝敗はつかなかったが、チームの勝利に貢献した。

 今回は通常どおりの中4日での先発マウンドになるが、「こっちは中4日が普通なので、特別なことではない。何も思わないです」とキッパリ。その代わり、通常は先発登板間に行うブルペンでの投球練習を行わずに“調整”。「(DL後に)いきなり普通のルーティンに戻すのはなかなかできないので、別に無理矢理、元に戻そうとは思ってはいないですし。今できる調整を、今のベストを探しながらという感じ」と説明した。

 右股関節の状態は「投げることに関しては問題はない」と話すが、打撃や走塁に関しては「まだやってないんで少し不安はあります」という。まだ100%とは言い切れない中でも全力を尽くすつもりだ。

 カブス打線とは、昨季プレーオフのリーグ優勝決定シリーズで3試合にリリーフとして対戦しているが、先発マウンドに上がるのは2016年リーグ優勝決定シリーズ第5戦以来2年ぶりで、実はレギュラーシーズンでは一度も対戦していない。カブスに対して特別な意識はないものの「いいバッターがたくさんいますし、打ち出したら(止まらず)打つのはどこのチームもそう。とにかく1人1人抑えていけるように」と気を引き締めた。

 また敵地リグリーフィールドについては「結構、あの球場が特別っていうか、なんか過ごしにくい。ロッカーとかクラブハウスとかベンチとか。結構特別ですよね。他の球場とは違う雰囲気を感じる球場だと思いますけど、ある意味、それも楽しめるというか。なかなかああいう雰囲気で投げることはできないと思うので、しっかり投げたいなと思います」と話した。

 17日(同18日)にチームに先駆けて敵地シカゴへ移動し、5勝目のかかった先発マウンドに備える。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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