元西武ルブランにファン総立ち、22打者連続アウトで3勝目 監督「並外れてた」
Rソックス相手に8回途中2安打無失点、平均139キロの速球で抑え込む
マリナーズは16日(日本時間17日)、本拠地レッドソックス戦に1-0で勝利した。元西武の左腕ウェイド・ルブラン投手が、メジャー屈指の強力打線を相手に8回途中2安打無失点9奪三振と快投し、無傷の3勝目。勝率6割中盤を誇る好調のチーム同士の4連戦は、3試合を終えて2勝1敗とマリナーズが1歩リードした。
ルブランは立ち上がりから、いずれもメジャー2位の362得点、打率.262、101本塁打を誇るレッドソックス打線を翻弄。80マイル台中盤(85マイル=約137キロ)の速球にカットボール、チェンジアップ、カーブなどを交えて抑え込んでいった。
初回先頭のベッツに左前打を許すも、ベニンテンディを二ゴロ併殺打に仕留めると、そこから22打者連続アウトという圧巻のピッチング。3回にクルーズのタイムリーで奪った1点を守った。7回2死でヌネスに右前打を浴び、久々の走者を許したところで降板。しかし、2番手コロメがモアランドを三飛に打ち取ると、9回は守護神ディアスが3者連続三振で締め、接戦を制した。
33歳のルブランは98球を投げてストライクは73球。ストライク率74%というコントロールの良さだった。レッドソックスのナックルボーラー、ライトも7回5安打1失点と好投したが、ルブランが投げ勝った形に。今季は14試合登板(9先発)で防御率2.63と安定感抜群だ。