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中日藤嶋、父の日に初勝利「ボールは両親に」 15分前に先発告げられ「マジか」

中日の2年目藤嶋健人投手が救世主となった。17日、メットライフドームで行われた西武戦。試合開始直前に松坂大輔投手が先発登板を急遽回避するアクシデントが発生し、代役として登板した藤嶋が9安打を浴びながらも、粘り強く投げて6回2失点の好投。味方打線も大量援護を送り、藤嶋は緊急事態でのプロ初先発で初勝利をマークした。

プロ初勝利を挙げた中日・藤嶋健人【写真:荒川祐史】
プロ初勝利を挙げた中日・藤嶋健人【写真:荒川祐史】

背中痙攣で松坂が急遽先発を回避、初先発で6回9安打2失点

■中日 11-3 西武(17日・メットライフ)

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 中日の2年目藤嶋健人投手が救世主となった。17日、メットライフドームで行われた西武戦。試合開始直前に松坂大輔投手が先発登板を急遽回避するアクシデントが発生し、代役として登板した藤嶋が9安打を浴びながらも、粘り強く投げて6回2失点の好投。味方打線も大量援護を送り、藤嶋は緊急事態でのプロ初先発で初勝利をマークした。

 「素直に嬉しいです」。試合後のヒーローインタビューで、初々しくこう語った藤嶋。松坂の回避、急遽の先発を言い渡されたのは、試合開始約15分前。「マジか、という方が大きかったですけど、すぐに腹を決めて気持ちの整理は出来ました」。そこから外野でアップを開始し、キャッチボール、ブルペンでの投球練習とこなした。「しっかりアップもして、ピッチング練習もしっかり出来たので準備は何も問題なく出来ました」とマウンドに上がった。

 立ち上がり「意外と落ち着いて入れましたね」と強心臓ぶりを発揮した。「四球で出すよりは打たれて走者を出す方がいいと開き直って投げました」。初回、秋山、源田の連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、そこからが圧巻。浅村、山川、栗山と西武の強力クリーンアップを3者連続三振に斬って取った。

 その後も毎回走者を背負う展開となったが、失点は森に打たれた2ランでの2点のみ。粘り強く投げ続けて6回9安打2失点、109球でマウンドを降りた。その後はリリーフ陣がリードを守って、見事に勝利。ゲームセットの瞬間を迎えると笑顔が弾け、試合を締めた田島から記念のウイニングボールを受け取った。

 この日は「父の日」。突然の先発となったが、この上ない父の日のプレゼントとなったことだろう。「(ウイニングボールは)両親に渡したい。野球を最初に教えてくれたのはお父さんなので。まだまだ恩返しまでにはいかないけど、プロ野球の世界に挑戦させてくれたのも両親なので、しっかり感謝の気持ちは伝えてボールを渡したいと思います」と両親への感謝の思いを口にした藤嶋。突然の先発で勝利投手に。森繁和監督にとって、チームにとっても“孝行息子”となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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