MLBの”新速球王”169キロ右腕に独占インタ「1年で球速が8キロもアップした」!?

憧れはノーラン・ライアン「史上最高の投手」「誰でも憧れる」

――球界NO1の呼び声も高いモリーナ捕手がホームで構えていてくれる心強さもありますね。

「どんなボールでも逸らさずに止めてくれるし、野球を本当に知り尽くしている。彼が構えていてくれるだけで、ピッチャーはみんな安心してマウンドに立っていられるんだ」

――剛速球を投げると、肩肘への負担を心配する声が上がると思います。

「もちろん。だから、投げた後のトリートメントはもちろん、トレーニングのプログラムも細心の注意を払いながら進めているんだ。肩肘がどんな具合か、日々トレーナーとコミュニケーションを図りながら、包み隠さず共有するようにしているし、時には針を打ったり電気治療も施すようにしている。肩肘に疲れが残らないように、できる限りのことに取り組んでいるんだ。21歳という年齢のおかげで、回復が早いっていうのもあるかもしれないけど(笑)」

――ヒューストン出身で子供の頃はアストロズファンだったとか。

「アストロズの大ファンだったよ。でも『だった』だからね。過去形。今は違うよ。『だった』ね(笑)。プロに入った瞬間から、競争の世界に足を踏み入れたんだ。今では、世界一になるために倒すべき相手だ。

 特に、誰に憧れていたっていう訳じゃないけど、やっぱりノーラン・ライアンは史上最高の投手。テキサスの野球少年は誰でも憧れると思うよ。剛速球を投げる、正真正銘のピッチャーだからね」

――今後、ファンは105マイルの剛球をより頻繁に目撃することを期待してもいいですか?

「それはどうかなぁ(笑)。普段は100マイル、101マイルを安定して投げられ、必要とあらば105マイルを投げられるような形が、今のところ理想だと思うんだ。数年後は変わっているかもしれないけどね」

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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