オリックス交流戦リーグ勝率1位なるか MVPは史上2人目のリリーフから?

大本命は…

 だが、ここまでオリックスは安定感抜群の投手力で勝ち上がってきたチームなだけに投手陣に候補者が揃っている。西、金子のダブルエースは共に3試合に先発し2勝1敗、防御率も2点台前半をマーク。ロッテ石川が交流戦4勝、その他にも3勝を挙げている投手は5選手いるだけに目立った成績を残したとは言い難い。

 そんな中、大本命は中継ぎ陣だ。山本は9試合登板でホールド数は2位タイの7を記録し防御率も1.00と高卒2年目とは思えない数字を残している。そして今季から日本ハムから移籍した増井は9試合登板で2ホールド、交流戦4位となる6セーブを記録。そして何といっても防御率0.00と失点、自責点共に0と圧倒的な成績をマークしている。

 仮に20日の阪神戦で山本がホールドを挙げればロッテ松永に並ぶトップタイの8ホールド、増井がセーブを挙げればロッテ内、ヤクルト石山に並ぶ2位タイの7セーブとなる。

 過去5年の交流戦MVPはすべて野手が選出されているだけに吉田正がやや優勢か。それを追うのが山本、増井のリリーフ陣と見る。中継ぎ投手が交流戦MVPを獲得したのは2006年のロッテ小林雅英ただ一人だけ。交流戦最終戦は阪神がセ・リーグの意地を見せるのか、それともオリックスがリーグ勝率1位を決めるのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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