元巨人のマイコラスが太鼓判「スガノなら今メジャーに来ても通用する」

阪神・藤浪にもMLB挑戦勧める「環境を変えるのも1つの手」

 今季は12試合に先発して7勝4敗、防御率2.08の成績を残す菅野。奪った三振数は89なのに対し、与四球はわずか12。1回あたりの被安打数+与四球数を示すWHIPは0.92で、滅多に走者を背負わない。完投5回、完封3回というスタミナも魅力だ。2015年から3年を過ごした巨人では、エース菅野に続く存在として大活躍した右腕は「ポスティングされなければならないから球団の許可が必要だけど、もし可能ならば今メジャーで投げる姿を見たい」と話した。

 菅野以外にも「サワムラ(澤村拓一)や広島のノムラ(野村祐輔)、阪神のフジナミ(藤浪晋太郎)もメジャーで通用すると思う」と話したが、特に藤浪はメジャーに来ることを勧めたいという。

「彼がコントロールに問題があるというのは知っている。でも、投げる球の質はとても素晴らしいものだ。彼と直接話したわけではないから詳しいことは分からないけど、例えば環境を変えてみることで制球が安定する可能性もある。僕も日本に来る前は制球に苦しんだ1人だからね。環境を変えて、違った野球観に出会ってみることもまた、1つの手だと思うんだ」

 日米両球界を知るマイコラスが推す投手たちが、近い将来メジャーのマウンドに上がる日は来るのだろうか。それは、神のみぞ知る、なのかもしれない。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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