パ6選手が「インクレディブル・ファミリー」声優に挑戦! 安達・中田・鈴木編

ディズニーファンの安達は「やりたいです」と即決

〇オリックス・安達選手の場合

 パ・リーグ屈指のショートストップ・安達は、球界きってのディズニーファンである。ひと言声優のオファーがあったときは「うれしかったです。即やりたいですって言いました」とのこと。ただ当日、収録前の自己紹介で「オリックス・バファローズ」と「インクレディブル・ファミリー」を噛み倒し、「やばい、やばい…(笑)」。

 しかし、いざ収録となるとさすがだった。安達のセリフは6選手の中でもっとも長く、声量も必要で、もはや「ひと言」声優とは言い難いほど。さらに「プロでも難しい」というタイミングだったにもかかわらず、一発目からなかなかの上手さ。何より恥ずかしがらず、思い切り弾けてくれた。

 監督から、シチュエーションや距離感を意識するように指導され、何度も声を張り上げつつ、かけられるひと言ひと言に「はい!」としっかり返事していた姿が印象的だった。「腹筋があるから声が出ますね」というのはディズニースタッフのひと言である。

 収録後は「楽しかったです。良い経験できました」と笑顔。自身の声が入った映画を「自分のことを知っている人全員に観てもらいたい」ということなので、存在感抜群の安達選手の声を確かめるため、ぜひとも劇場に足を運んでほしい。

〇日本ハム・中田選手の場合

 日本ハムの4番とキャプテンを務める中田。収録時は白いTシャツ姿だったが、上半身がたくましく、『インクレディブル・ファミリー』のパパにそっくりだった。

 収録のため、マイクが用意された一室に中田1人を残してスタッフ全員が出ていこうとすると、「えっ(残って)教えてくれる人誰もいないの?」と不安げ。しかし、すぐに切り換えて自主練習を始めると、持ち前の美声を披露。1つめのセリフはテイク2でオッケーが出たが、6選手の中で最短だった。

 2つめのセリフからは少々苦戦していたものの、終始きちんと返事をしながら監督の指導に耳を傾け、「いいんじゃない?」と自画自賛した直後に「難しいな…」と首をかしげるなど、親しみやすい態度で現場の雰囲気を和ませてくれた。

 収録後、地球を守るミッションに就いている「インクレディブル・ファミリー」にちなみ、「家族の中の大黒柱である中田選手の父親としてのミッションは?」と尋ねられ、「子どもとの時間はすごく大事にします。その中もやっぱり父親っていうところもね……。怒るときはしっかり怒りますし」と父親らしい一面も。

収録は大苦戦、器用な鈴木にも苦手なものが…

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